vanillesesamの缶詰

ドイツでまったり暮らす、30代パラレルワーカー。

ドイツに就職する場合のお給料について。希望給与ってどれくらい?

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海外の会社に就職する場合、日本の会社ではしなくても良い苦労をすることがあります。

 それは希望給与の提示と交渉です。

 

え、お給料って交渉するものなの?

会社から打診されるものだと思ってました!

 

と、思った人もいらっしゃるのではないでしょうか。

 

今日は私の知る範囲ではありますが、ドイツでのお給料について書いてみたいと思います。

 

ドイツに就職する場合の希望給与って?

 

ドイツの現地企業で面接をする時、必ず希望する給料の額を聞かれます。

 

現地での生活経験があれば、だいたいの相場がわかると思いますが、日本で暮らしていた私にはかなり難しい質問でした。

 

--- 相場がまったくわからない---

 

実は日本にいた時からすでに、自分の経歴職種だと、ドイツではどのくらいのお給料が妥当なのかをドイツのお給料比較サイトで調べていました。

 

が、この金額を言わなくて正解。

 

あやうく大恥をかくところでした(汗)

なぜ比較サイトの平均給与では、採用してもらえないか

比較サイトの平均給与は目安にはなりますが、実際に面接時にこのまま提案しない方がいいと、私は考えます。その理由は主に二つです。

 

①州によって平均給与の差が激しすぎる 

例えばこちらのお給料比較サイトを使ってみましょう。

Gehalt, Verdienst und Lohn: Deutschlands größte Gehaltsdatenbank

こちらのサイトで、外国語アシスタントのお給料を調べてみたいと思います 。

*現在ではサイトのアップデートにより、州ごとの検索一覧が出せなくなってしまいました。

検索は職業と町を指定して検索ボックスに入れて検索するように仕様が変更されています。(2018年10月現在)

 
f:id:vanillesesam:20170415044301j:image

検索ボックスに

Fremdsprache Assistant (外国語アシスタント)と入れて検索すると、以下のような結果が出ました。

 
f:id:vanillesesam:20170415044239j:image

 参考:https://www.gehalt.de/

 

  • 外国人が多く住んでいるベルリンは、2,923ユーロ/月。日本人としては外せない人気都市です!
  • 一番低い給与が出たのが、Mecklenburg-Vorpommern州で、2,341ユーロ/月。この州はリューゲン島ロストックなど、観光で人気のあるスポットですね。
POINT
  • 一番平均給与が高いのはヘッセン州➡月3,559ユーロ
  • 外国人が多く住むベルリン➡2,923ユーロ/月
  • 一番平均給与が低いのはMecklenburg-Vorpommern州➡2,341ユーロ/月

*お給料の平均値の出方は、検索した時期により大きく異なります。この結果は参考程度にご覧ください。こんな感じで、によってだいぶお給料に差があることがわかります。(2017年4月現在) 

 

このような平均給与の差は、その州の経済状況や人口が影響していると思われます。

例えば、Mecklenburg-Vorpommern州は人口が少ないので、家賃や生活費がそこまでかからないですよね

一方、ヘッセン州の平均給与は非常に高いですが、他の州よりも経済的に豊かです。

つまり、仕事がたくさんあり人口も多いため生活費や家賃は高めと推測されます

 

このように、人口密度や経済状況などによって、お給料の金額の差が激しいのがドイツです。

 

また、西と東でも大きく違います。

会社の規模(グローバル企業か個人経営か)や立地条件(町中か郊外か)まで考慮すれば、会社によってピンキリです。

 

もう、お給料の相場なんて、あるようでないです、実は。

 

ですが、最低限、自分が働きたい町はどこにあるのか、東ドイツか西ドイツかなどを考えたほうが、お給料の交渉もしやすいと思います。

 

例えば、私の地域はお給料が低い地域なのですが、生活費や家賃が低いので、手取りで1000ユーロ以上であればいいかなと思っています。

(わたしの生活費についてはこちらの記事に詳しく書いてあります。)
www.vanillesesam.net

②給料比較サイトの平均値は高く出る

上記のお給料比較サイトで算出された金額は、ドイツで働く外国語アシスタントの給与の平均値でしょう。

 

ですが、平均値というのは、お給料のピンからキリまでの給与をまとめて割り出しますので、全体的に高めに設定されます

 

例えば、ベルリンのFremdsprache Assistant (外国語アシスタント)の平均給与、2,923ユーロ/月を例に考えてみましょう。

 

採用担当者に「希望給与はどのくらいですか」 

と聞かれて、 

2,923ユーロでお願いします。Berlinの相場ってそのくらいですよね。」

 

と答えてしまうのはかなり危険です。

*ヨーロッパの場合、実際には希望年収で聞かれますので、月ではなく年で考えてください。

ここでは日本人にわかりやすく月給で話を進めています。

 

個人的な印象では、ベルリンの外国語アシスタントの平均給与が2,923ユーロだとしたら、そこから15パーセントから20パーセント低めの値が一般のアシスタント(つまりほぼ未経験)がもらえるお給料だと思います。

*あくまでもわたしの個人的な印象ですので、参考までにご覧ください。

 

2,923€(算出したベルリンの平均給与)-20%(経験値)=2338ユーロ/月(ほぼ未経験の場合の給与)

 

 

これをベースに、ドイツの大学を出ていたり日本での実務経験がある分野であればその分、希望給与を高く設定して打診してみるのが安全策だと思います。

ドイツの大学を出ていなくても、日本で培った経験や能力に自信があれば、そこをガンガン攻めて給与交渉に使った方がいいと思います。

 

それというのも、控えめになりすぎて、自分の納得していない給与でサインしてしまうと後で、大変なことになってしまうからです...... 

希望給与の提案は慎重に行わないと大変なことに 

控えめになりすぎて、自分の納得していない低い給与でサインしてしまうと、大変なことになります。

ドイツでは、一度契約を結んでしまうと昇給が難しいため、一番最初にサインして希望給与で何年も働かされることがあります、

通常は、年に数パーセントごとに上がるそうなんですが、うちの会社はなかなか上げてくれません(泣)

そのため、私は採用された時の金額のまま何年も働いています。

おそらく外国人が働いている会社は、私のように足元を見られるかもしれないですね。

 

雇用契約時のお給料交渉はくれぐれも慎重に!

会社と自分の希望給与の合意点をギリギリまで粘って探してください!

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手取りはいくらになるのか計算してみよう

 さて、せっかくですから希望給与が決まったら実際の手取り額を計算してみましょう。

 

ドイツでは、独身・子なしの場合、約40パーセントくらいお給料から税金が引かれてしまいます(泣)

そのため、手取りの少なさにショックを受けないためにも事前に計算してみて、お給料日に備えましょう。

 

今回は英語版のTax Calculatorを使います。

計算例
  • 30代女性
  • ベルリン在住
  • 独身・子どもなし
  • 希望給与:2,923ユーロ/月(実務経験者として採用)

 

①サイトにアクセスしたら次の項目を埋めていきます。

  • 額面の給料(税込金額)
  • 西暦
  • 税金クラス(独身の場合は、クラス1)
  • 住んでいる州
  • 年齢

f:id:vanillesesam:20171207011419p:plain

他の項目はそのままイジラナクテで大丈夫ですので、計算ボタン(berechnen)をクリックしてください。

 

②額面の給料からドイツの税金が引かれた金額が、画面の一番下のNet Salaryに表示されます。

 

f:id:vanillesesam:20171207011434p:plain

この金額が実際に手取りとしてもらえる金額です。

計算例の女性の手取り金額は、1844,88ユーロということになります。

 

個人的な印象としてはこの結果は実際の手取りと比べると20~40ユーロほどの誤差があると感じましたが、かなり正確に計算してくれるのでおすすめです。

あ、ちなみにこの女性、私ではありませんよ。わたし一般事務なんで、こんなに給料もらっていません(泣)

私の場合、一応日本での経験を買われて採用されたのですが、ドイツでの実績はありませんでしたので、お給料はかなり低めです。

(でも、ドイツ人の若い子たちはもっと安いお給料で働いていたので、それもびっくりでしたが。)

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「ドイツに就職する場合の希望給料ってどれくらい?」まとめ

わたしの場合、日本で働いていた時よりお給料は下がりましたが、そのぶん自由を感じることが多くなりました。

残業なしで帰れますし、上司と飲みに行く必要もありません

 

私はドイツ人の同僚と仲がいいので、プライベートでも会いますが、基本的にはみんな会社が終われば、解散!という感じで、家族やパートナーのもとに帰って行きます。

 

お給料は低くなりましたが、その分プライベートの時間が確保できる、このメリットは外せません。

 

希望給与の交渉はなかなか難しいですが、けっして妥協せずに粘り強く交渉した方が良いと思います。

もう一度言いますが、入社した後にお給料を上げるのは本当に難しいです!

わたしのようにならないためにも、ぜひ比較サイトのお給料や自分の経験値などを加味して納得のいく希望給与を会社に提示してみてください。

 

それでは、本日はこの辺で。

ありがとうございました。

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